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【食育大事典】食と健康の情報サイト「食育訪問」掲載 鹿鳴茶流入舩


食と健康の情報サイト【食育大事典】「食育訪問」第36回に、弊社「鹿鳴茶流入舩」が取材および掲載いただきました。みなさまぜひご覧くださいませ。

【食育大事典】「食」を通して「生き抜く力」を育む。

1998年、まだ世間に「食育」という言葉が今のようには浸透していなかった時代に、「食育大事典」は生まれました。「食で健康になる。」をキーワードに、健全な食生活のサポートを目的とし、健康レシピや健康に関する様々な情報を発信しています。

(以上、食育大事典の目的より転用)

日本でジビエ料理がもてはやされたころ、高級食材として一目置かれていた鹿肉。ところが近年、国内での頭数が急増し、鹿は田畑や野山を荒らす厄介者に。食肉として好む人も少なくなりました。しかし本来は栄養価が高く美味な肉。それを広く知ってもらい、食べることで環境保全にもつなげたいと取り組む料理店があります。

リーズナブルさがうれしい。

「鹿鳴茶流 入舩」は神戸初の鹿肉料理専門店。和・洋にアレンジした料理が、世代を問わず人気を集めています。こちらで使用するのは、害獣駆除で捕えられた兵庫県産の野生鹿・ニホンジカのみ。滅菌処理施設で臭みが出ないように加工されたものを仕入れ、調理方法にも工夫を凝らしているので、鹿肉独特のクセはまったくと言っていいほどありません。メニューの多彩さに加え、驚くのがその価格。ランチセットやディナーの一品料理もほとんどが3ケタとリーズナブル。「鹿肉は高級というイメージも強いですが、もっと気軽に味わってもらいたいというのが当店のコンセプトです」と話すのは店長の津田さん。ボリューム満点ですが、低カロリーのため、ヘルシー志向の女性客も多いといいます。

優れた栄養価を誇るパワーフード。

数あるメニューの中から津田さんにおすすめを聞くと、真っ先に挙がったのは「直火炙り」。ハツとモモに塩・コショウの下味をつけて焼くだけと、シンプルを極めた一品です。鹿肉本来の香りや味わいを知るなら、この食べ方が一番なのだとか。部位別に提供する店は非常に珍しく、希少部位のタンも不定期に入荷するそう。アツアツをさっそくいただいてみると、モモはジューシーでやわらか、ハツは歯ごたえがあり淡泊。脂身がないので、食べても胃が重くなりません。また、優れた栄養成分にも注目。高タンパクで低脂肪、鉄分とビタミンB群を豊富に含み、女性やアスリートにとってはまさに理想的な食材。最近は病院食として採用しているところもあります。

おいしく食べて環境づくり。

近年、全国で野生鹿が大量に繁殖し、森林や田畑への被害が深刻さを増しています。なかでも兵庫県は被害が大きい地域の一つ。年間捕獲目標を3万5000頭とし駆除に力を注いでいますが、減少には至っていません。一方では、猟師の高齢化や後継者不足などの問題を抱えています。また、捕獲後の活用も大きな課題。昨年はわずか2000頭分ほどしか有効利用されず、ほとんどが焼却処分となりました。焼却処理施設を整備するのにも税金が必要となるため、頭を抱える自治体が多いのも現状です。同店は、環境にも人にもやさしい方法でこの問題を少しでも解消できればとオープン。「おいしく調理し、食べてもらうことで、自然界への悪影響や農作被害が減り、野生鹿への見方も変わっていくことを願っています」と津田さん。一頭を丸ごとむだなく活用するため、副産物の皮をバッグや洋服、角はアクセサリーにするなどの、企画・製造・販売も行っています。おいしく食すだけでなく、自然資源としての可能性を広げる取り組みが、社会貢献にも繋がっています。

【取材レポート】 実は鹿肉が苦手だった記者。以前口にした鹿肉料理があまりにも野性味にあふれ、すっかりトラウマとなっていました。今回取材を申し込んだときに「試食させてください」と申し出たものの、大丈夫かなと心の奥では不安が募るばかり。そしていざ実食のとき。恐る恐る口に込んだところ、すぐに気が付きました。「うん?前とは違う」と。あの鼻をつくニオイがない!食べられる!むしろ私好み!完全に調子に乗って、全メニュー制覇したい気分になりました。鹿さん、今まで誤解していた私を許してね。

【食育大事典】

「食」を通して「生き抜く力」を育む。

1998年、まだ世間に「食育」という言葉が今のようには浸透していなかった時代に、「食育大事典」は生まれました。

「食で健康になる。」をキーワードに、健全な食生活のサポートを目的とし、健康レシピや健康に関する様々な情報を発信しています。

2012年10月からは、日本の伝統や文化、また世界の食文化を日本に伝える人々に、食やその業について語っていただいたインタビュー記事を掲載。

様々な角度から日本の歴史や食のあり方、世界の食を知ることで、命の源である食べることについて考えていただく機会になればと思っています。

私たちの生活は時代と共に変化し、家庭環境も生活リズムも多様化しています。

その中で、いわゆる「古き良き時代」の食と環境を理想とするのは無理があるのかも知れません。

だからこそ、家庭だけでなくはなく自分たちが暮らす地域全体、飲食店や食材店、医院に至るまで、

時代に即した「食育」で子どもたちを守ることが出来たら。

「食育大事典」が食の大切さを改めて感じるきっかけとなるように、これからも様々な情報を発信して行きたいと考えています。

(以上、食育大事典の目的より転用)


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