【神戸新聞】 2019/4/9(火)付 掲載
「地産地消くらぶ」「シカを衣食にフル活用」
このたび、【神戸新聞】2019年4月19日付におきまして、弊社の鹿に纏わる取り組みついて、取材・掲載いただきました。
「ニホンジカまるごと1頭有効活用」「鹿に纏わる衣食業態PROJECT」、これまでご理解ご協力いただきました多方面の関係者の皆様に、改めて感謝申し上げます。
(以下、神戸新聞2019/4/9(火)付 地域経済 より転用/記者:山路進)
兵庫県内では年2億円近くの農産物や苗木などを食い荒らすシカ。
その対策で年間4万頭前後が捕獲されるが、二次利用されるのは5千頭足らず。9割近くが廃棄されている。
「人が手を掛けるのなら、人の手で利活用しなければ」。趣味の釣りに入った山中で、狩猟者から“無駄死に”ともいえるシカの現実を聞き、思い立った。
服飾メーカーでの商品企画などを経て2000年、神戸・元町で独立。その後、アパレル会社「メリケンヘッドクォーターズ」を設立し、ブランドも立ち上げた。
「シカの皮を服に使えないか」。姫路の製革業者と共同でシカ革を開発した。ボタンへの加工を福祉作業所に依頼し、06年に初のシャツができた。品ぞろえを増やし、今ではかばんや上着、靴、角を使った雑貨も手掛ける。「軽くて丈夫。柔らかくずっと触っていたい風合いも魅力ですね」
13年、シカ肉料理専門店「鹿鳴茶流入舩」を神戸・元町に開き、肉も使う。
食肉としての処理や調理法の研究を重ね「臭くも硬くもなく、とてもおいしい。低脂肪、低カロリーなのに高タンパクで鉄分も豊富なんです」と胸を張る。
昼はすじ肉煮込みの「鹿鳴ランチ」(734円)や焼肉丼(同)、夜は串カツ(6本、626円)、カツレツ(1620円)などメニューは手頃で多彩。ビールや日本酒、焼酎もそろえ、「気軽に立ち寄れ、シカ肉のおいしさを伝える場。初めてのジビエ(野生鳥獣肉)料理を食べる人に良い印象を与えたい」と話す。
使うのは県内のシカのみ。野生相手で品質も生産性も安定しないが「シカ革、シカ肉の良さを伝え、有効活用できるビジネスに育てたい。まだまだその途中です」。
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このたびの掲載にあたり、関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。
また、これまで弊社の取り組みにご理解・ご協力・ご支援等いただきました皆様にも、感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
株式会社メリケンヘッドクォーターズ 代表
ひょうごニホンジカ推進ネットワーク 会長
入舩郁也
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